「~ければ」が「~ば」となる場合は、主に以下の二つです。12
一つ目は、い形容詞の語幹に「ければ」を付けて、条件を表す場合です。例えば、「暑ければ」「安ければ」などです。この場合、「ければ」は「ば」に省略することができます。例えば、「暑ければ水を飲む」は「暑 ば 水を飲む」と言うことができます。12
二つ目は、終助詞として使う場合です。「~てみれば」という形で、聞き手にある行動を進める意味があります。例えば、「着てみれば」というのは、「着てみてください」という意味です。この場合、「れば」は「ば」に省略することができます。例えば、「着てみれば?」は「着てみ ば ?」と言うことができます。2
形容詞に「ければ」を加えることはできます。この場合、「ければ」は仮定形の接続助詞で、「もし~ならば」と同じような意味を表します。
例えば、「美味しい → 美味しければ」というように、仮定形の「美味しければ」を作ることができます。
また、形容詞以外の品詞にも「ければ」を加えることができます。例えば、「行く → 行ければ」や「食べる → 食べれば」などです。ただし、この場合は発音上「れば」の部分が「れば」ではなく「ば」となります。
なお、上記の例では標準的な表記法である「ければ」を用いましたが、「かければ」と表記されることもあります。これは方言的な表現で、標準語としては使用されません。
「戒める」という言葉は、いましめると読みます。12 以下のような意味や使い方があります。12
- まちがいをしないように前もって注意する。教えさとす。12
- してはいけないと命ずる。禁止する。12
- 同じ過ちを犯さないようにしかる。12
- 警戒する。12
- 自由がきかないようにしばる。12
- 忌み嫌う。12
例えば、「肉食を戒める」は、「肉食をしてはいけないと命ずる」という意味です。12
- 説く
- 教える
諭しめる- 諌める
- 言い聞かせる
- 聞かない
- 無視する
- 反抗する
- 反発する
「宥める」とは、怒りや不満などをやわらげて静めることや、罪などに対して寛大な処置をとることを意味する動詞です1。読み方は「なだめる」です。類語には、「和らげる」「慰める」「鎮める」などがあります12。反対語には、「脅す」「怒る」「刺激する」などがあります34。
「宥める」と「慰める」は、どちらも落ち着かせることを意味する動詞ですが、ニュアンスが異なります。一般的に、「宥める」は、怒りや不満などをやわらげて静めることを表し、「慰める」は、悲しみや苦しみをまぎらわせて勇気づけることを表します123。例えば、
- 彼は泣いている妹を慰めた。
- 彼は怒っている上司を宥めた。
というように使い分けます。
「水際措置」とは、上陸してくる敵を水際で撃滅するような対策のことをいいます1。転じて、国境で感染症の流入を防ぐために行う検疫や入国制限などの対策も「水際措置」と呼ばれます23。【检疫措施,防疫措施】
例えば、
- 新型コロナウイルス感染症に関する水際措置の強化に係る措置について
- 中国からの入国者に対する水際措置を変更する
- 水際措置の効果を検証する
などと使います。