「要するに」、「あるいは」、「もっとも」、「ついては」は、すべて接続詞として使われる言葉ですが、それぞれに違いがあります。123
「要するに」は、前に述べたことを簡潔にまとめるときに使います。例えば、「彼は勉強もせず、遊んでばかりいました。要するに、怠け者だったのです。」
「あるいは」は、二つ以上の事柄のうちどれか一つを選択するときや、別の可能性を示すときに使います。例えば、「コーヒーあるいは紅茶をお持ちします。」「彼女は病気なのか、あるいは何か用事があったのかもしれない。」
「もっとも」は、前に述べたことを強調したり、逆説的な意味を表したりするときに使います。例えば、「彼は優秀な学生だ。もっとも、努力してきたからだろうが。」「この問題は難しいですよ。もっとも、解けなくても大丈夫ですけどね。」
「ついては」は、前提や理由を示すときに使います。「ついて」という形で文末に来ることもあります。例えば、「明日から旅行で不在です。ついては代わりの人を探してください。」「この件について話し合おうか?」
「差し上げる」は、~してあげる、与えるということです。12 これは謙譲語で、自分の行為に対して使います。相手の行為に対しては使えません。23
例えば、「この本を差し上げます」と言うと、この本をあなたにあげますという意味になります。しかし、「先生が本を差し上げました」と言うと、先生が本をあなたにやってくれましたという意味になりますが、これは失礼です。先生の行為に対しては「お渡しする」や「お贈りする」などの言い方を使います。
また、「差し上げる」は相手にメリットがある場合に使います。相手がもらって当然のものや対価となるものに対しては使いません。3
例えば、「お給料を差し上げます」と言うと、お給料をあなたに恩恵的に与えますという意味になりますが、これは不適切です。お給料は相手が働いて得たものであり、対価ですから、「お支払いします」や「お渡しします」などの言い方を使います。
1つ目は、物事が行われる際の一定の順序を示す意味です。例えば、「式次第」という言葉は、式典の進行プログラムを意味します。
2つ目は、物事の経緯や理由を示す意味です。例えば、「事故の次第を説明する」という言葉は、事故がどうして起こったかを説明するという意味です。
3つ目は、物事が決まる基準や条件を示す意味です。例えば、「あなた次第です」という言葉は、あなたの判断や行動によって物事が決まるという意味です。
「次第」には接尾語としても使われます。この場合、動詞の連用形や名詞に付いて、以下のような意味になります。
1つ目は、その人の意向や事情によって物事が決まるという意味です。例えば、「彼女次第で結婚するかどうか決めます」という言葉は、彼女の返事によって結婚するかどうか決めるという意味です。
2つ目は、その動作が行われるままにという意味です。例えば、「手当たり次第に捕まえる」という言葉は、見つけたものを何でも捕まえるという意味です。
3つ目は、その動作がすむと直ちにという意味です。例えば、「帰宅次第電話します」という言葉は、家に着いたらすぐ電話するという意味です。
- 強く踏んだはずみで切ること。例:「鼻緒を踏み切る」
- 跳躍競技などで、地面やジャンプ台などを強く蹴った反動で飛び上がること。また、その場所。例:「タイミングよく踏み切る」「踏み切りが弱い」
- 思い切って行うこと。ある行動を起こす決心をすること。例:「着工に踏み切る」「踏ん切りがつかない」
- 相撲で、土俵の外に足を出すこと。土俵を割ること。例:「一気に押されて俵を踏み切る」
「踏み切る」の類語は、以下のようになります。
- 思い切る
- 決心する
- 気持ちを固める
- 腹を括る
「ところがである」という言葉は、「ところが」という接続詞に「である」という断定の助動詞が付いたものです。1
「ところが」は、前の文の内容から当然考えられる結果とは異なることを述べるときに用いる語で、意外であるという気持ちが含まれます。213
例えば、「彼は勉強家だった。ところが、試験に落ちてしまった」という文では、「勉強家だった」から「試験に合格する」という結果を期待するのですが、「試験に落ちてしまった」という予想外の事実を伝えています。
「である」は、文末や引用文末などで使われる断定の助動詞で、書き言葉や硬い話し言葉に用いられます。45
例えば、「彼は医者である」「彼女は「私は学生です」と言った」などの文では、「である」が断定の意味を表しています。
したがって、「ところがである」という言葉は、前述した事柄から予想されない事実を断定的に述べる場合に使われます。
例えば、「彼女は美人だった。ところがである、性格は最悪だった」という文では、「美人だった」から「性格も良い」という結果を期待するのですが、「性格は最悪だった」という予想外かつ確かな事実を伝えています。
「硬い話し言葉」とは、書き言葉に近い、文法や表現が正確で格式ばった話し言葉のことです。12
例えば、「私は学生である」「彼は医者である」などの「である」調の表現や、「これまで」「最も」「必ず」などの副詞、「なぜ」「どのように」などの疑問詞、「こちら」「そのように」などの指示詞などが硬い話し言葉に含まれます。2
硬い話し言葉は、主にビジネスシーンや公的な場面で使われます。12 たとえば、社内の会議やプレゼンテーション、取引先や顧客との電話や面接、教授や先生との講義やレポートなどです。
硬い話し言葉を使う目的は、相手に対する敬意を示したり、自分の発言を正確かつ明確に伝えたりすることです。12
逆に、カジュアルな場面では硬い話し言葉を使うと違和感があります。友人や家族との会話やSNSへの投稿などでは、柔らかく親しみやすい話し言葉を使う方が自然です。
「出来事」とは、実際に起こったことや事柄のことです。12 例えば、「今日の出来事を話す」「歴史上の重要な出来事を学ぶ」などのように使います。 「出来事」は善悪や重要さに関係なく使えますが、「事件」という言葉は、世間が話題にするような問題となる出来事や、法律上で扱われる出来事のことを指します。3 例えば、「奇妙な事件が起こる」「訴訟事件を起こす」などのように使います。
はい、意外で発生した事も出来事と呼びます。出来事は予想できたことでもできなかったことでも使えます。例えば、「意外な出来事に驚く」「予想通りの出来事だった」などのように使います。
「創る」と「造る」の違いは、対象物の種類と大きさで使い分けることができます。12345
「創る」は、新しいものや独創的なものを生み出すときに使います。123 例えば、「新商品を創る」「新たな時代を創る」などです。一般的には「作る」と言い換えることもできますが、独創性を強調するときには「創る」を用います。2
「造る」は、大きなものや形のあるものを工業的に作り出すときに使います。123 例えば、「船を造る」「建物を造る」などです。「醸造する」という意味もあります。2
「作る」は、小さいものや形のないものを素朴な方法で作り出すときに使います。123 例えば、「料理を作る」「雰囲気を作る」などです。「作る」は最も一般的に使われる単語で、使い方に不安があるときには「作る」を選ぶと良いでしょう。2
「創り上げる」と「創る」の違いは、対象物の完成度や工程の違いによって使い分けることができます。1
「創り上げる」は、新しいものを最初から最後まで作り上げるという意味です。1 例えば、「新しい世界観を創り上げる」「独自の料理法を創り上げる」などです。工程が多くて時間がかかるものに使います。1
「創る」は、新しいものを作り出すという意味です。1 例えば、「新しい商品を創る」「新たな時代を創る」などです。工程が少なくて時間がかからないものに使います。1