「それよりも」は、話題に上っている対象と比較して、より重要な対象や話題を提示するときに使います。12
例えば、「コーヒーは好きですか?」「それよりも紅茶が好きです」と言うと、コーヒーよりも紅茶のほうが好きだという意味になります。
「それより」は、話題を変えるときに使います。今の話題よりも重要だという意味合いを含めて使われることがあります。34
例えば、「今日の天気は良いですね」「それより、明日の試験の勉強は終わった?」と言うと、天気の話題を打ち切って、明日の試験の話題に移ることになります。
「させてもらう」は、相手に許可を得た上で、自分が行動するときに使う言葉です。12
「させて」の部分には、相手に許可を求めるという意味が含まれており、「もらう」の部分には相手からの恩恵を受けるという意があります。13
例えば、「明日は早退させてもらいます」と言うときは、「明日は早く帰らせてください」という許可を求める意味と、「明日は早く帰れることに感謝します」という恩恵を受ける意味があります。
「させてもらう」の敬語表現は、「させていただく」や「させて頂く」です。14
例えば、「明日は早退させていただきます」と言うときは、「明日は早く帰らせてください」という許可を求める意味と、「明日は早く帰れることに感謝します」という恩恵を受ける意味があります。
「させていただく」や「させて頂く」の方が丁寧な表現ですが、使いすぎるとかえって不自然になります。56
また、二重敬語や尊敬語・謙譲語の混同などの間違いも注意しましょう。56
二重敬語とは、同じ種類の敬語を二つ重ねて使うことです。
例えば、「お伺いさせていただきます」や「お送りさせていただきます」などが二重敬語になります。
「お伺いする」や「お送りする」は、「伺う」「送る」の謙譲語です。
「させていただく」も謙譲語ですから、これらを一緒に使うと二重敬語になってしまいます。
二重敬語は、かえって相手に失礼にあたる場合がありますので、避けるべきです。
「という」は、日本語の文法において、様々な意味や使い方があります。12
一般的には、以下のような用法があります。
例:「山田さんという人に会ったことがありますか?」「これはハリネズミという動物です」
例:「犬という動物は忠実で賢いです」「日本語という言語は難しいです」
例:「彼女が結婚するという話を聞きました」「今日は雪が降るという予報です」
例:「彼は英語もフランス語もできます。つまり二ヶ国語話せるということですね」「この店は安くて美味しいです。だから人気がある
「という」が文の最後にある場合は、主に以下のような意味や使い方があります。12
例:「彼は病気だ という 。」「明日は雨が降る という 。」
例:「あなたは私のことが好きだ という の?」「そんなひどいことをしたなんて という の?」
- 強調の「~だ という んだ」:自分の言っていることや考えているこの重要性や真実性を強調する時に使う。文末に「~だ とう んだ」や「~です とう んです」とつけるこ
「ところが」と「ところがである」は、両方とも逆接の接続詞ですが、使い方に違いがあります。12
- 「ところが」は、話し言葉や文学的な文章でよく使われます。前の文と後の文の間に予想外の展開や対立があることを表します。例:「彼は一生懸命勉強した。ところが、試験に落ちてしまった。」
- 「ところがである」は、書き言葉や硬い文章で使われます。前の文と後の文の間に客観的な事実や結果があることを表します。例:「彼は一生懸命勉強した。ところがである、試験に落ちてしまったのだ。」
このように、「ところがである」は「ところが」よりも重々しくて説明的な印象を与えます。